こんにちわ、わっさんです。
前回の記事では家出をした時のことを書きました。
この記事では家出をした直後の行動・心理について書きます。
家を飛び出した僕は。。。
家を飛び出した僕は、家から離れた道の駅にいた。
後部座席に荷物を積んだ車の中で、1人、これからの事を考えていた。
これからどこに泊まろうか。。。
どうやって妻を懲らしめようか。。。
どうやって離婚に持ちこうもうか。。。
子供達をどうやって連れ戻そうか。。。
答えが出ないまま、一先ず、妻からの着信拒否設定、LINEのブロックをした。
連絡経路をSMSのみに絞った。
その後、入院中の父からLINEが来たり、義母や実家を守ってくれている叔父・叔母から電話が何度もかかってくる。
僕は一切応じなかった。
入院中の父には、本当に申し訳ないと思っていた。
認知症の祖父の介護や日々の生活維持に1人明け暮れる中、運悪く肺炎を患い、入院していた父。
自分のこれからさえも不安でいっぱいなのに、息子がこんな状態になって心配でしか無いだろう。
義母にも申し訳ないと思っていた。
ただでさえ心配性の義母。
特に、父がいなくなった孫のことを思うと、早く帰ってきてほしいと思っているだろう。
入院していて不在の父に代わり、祖父の介護をしながら実家を守ってくれている叔父・叔母にも申し訳ないと思っていた。
叔父・叔母としては、遠方から来て祖父の介護でいっぱいいっぱいなのに、僕がこんなことをしてしまって、心配と憤りしか感じていないだろう。
出て行った僕も、40過ぎてこんなことをするとは思わなかった。
「子供達に申し訳ない」という気持ちは、常に心にあった。
しかし、我慢の糸が切れてしまった今、自分は離婚が成立するまで、誰とも応じる気は無かった。
孤独になる覚悟もある程度できていた
こんな形で、自分の気持ちを分かってもらおうとするのは良くないと思っている。
でも、自分は一人の人間であり、感情も持っている。
そして、亡き母が残してくれた
「自分が引けないと思ったことは引かなくて良いんだ」
(自分の考え・感情を大切にすることも必要だ)
という言葉が常に胸にあった。
「大人だから」「父親だから」と自分に言い聞かせて極限まで我慢してきたが、そんな僕の心情に甘えて、横柄な言動を繰り返し、言っても改善しようとしない妻に対して憎悪しか感じなかったし
「結婚しているんだから、いつも当たり前のように旦那がいる」
「当たり前のようにいるんだから、何をしてもいい」
という、既成概念をぶち壊してやりたかった。
夫婦関係が継続するのは、「子供がいるから」とか「婚姻という法律関係だから」っていう要因だけじゃない。相互理解と思いやりが大事だ
彼女からカカオが
寒い夜、エアコンで暖かくなっている車内で時間を過ごしていると、彼女からカカオが来た。
お疲れ様
そう言えば、その日は彼女にほとんどカカオを送って無かったっけ。
いつもは僕がスキマ時間で送っているカカオが無いから、寂しさや不安を覚えて送ってくれたのかな。
1人でいる時の彼女からのカカオにちょっとした安心感を覚えた。
「家出した」って送りたい、話を聞いてもらいたい
でも、変な心配はかけたくない
そんな葛藤を20分ほど繰り返した後、
家出した
と送ってしまった
何々?どうしたの?😫
今どこにいるの?
道の駅
これからどうするの?
道の駅で車中泊をしようと思っている
こっちにきなよー
一緒にいてあげたい
実家に別居中の彼女はそう言ってくれた。
(彼女の別居については、後ほど別記事で書きたいと思います)
僕は彼女のところに向かった
彼女と一晩を過ごす
彼女とは彼女の実家から最寄りのホテルで落ち合った。
部屋を確保してくれていて、部屋に入ると、優しい笑顔で抱きしめてくれて、肩をさすってくれた。
そんな安心感をくれる彼女を、僕はいつも以上に強く抱きしめてしまった。
それから、彼女が用意してくれていたビールを一緒に飲みながら、家出をするまでの経緯を話した。
家出を経験している彼女は、僕にとって最大の理解者だった。
理解者である彼女に、自分の気持ちを話すことで、安心感を覚えると同時に感謝の気持ちしか無かった。
次の日(というか、もう当日だったけど)仕事ということを理解してくれて、その日は寄り添いながら寝てくれた。
目覚ましが鳴り、数時間しか睡眠をとっていないにも関わらず、僕と一緒にホテルを後にしてくれた。
職場に着くと妻からSMSが。そして。。。
ホテルを後にし、片道1時間かけて職場に着く。
スマホを見てみると、妻からSMSが来ていた。
その内容はざっくり書くとこうだった。
40越えて、父親にもなって貴方は何をしているの?
中学生じゃないんだから、ヘソを曲げていないで早く帰ってきなさいよ!💢
子供達も心配しているし
それを見て僕はこう思った
そう、そういう風にしか思っていないのね。
出て行った原因を、過去を振り返って考えたりはしないのね。
それだけ、僕のことを見ていなかったってことだよね。
そっか、分かったよ。
僕は、反論することにした。