「タイミング法」は妊活しているご夫婦はもちろんのこと、妊活しようとしているご夫婦も一度は耳にした事がある言葉ではないでしょうか?
この「タイミング法」は伝え方ややり方を間違えると、夫婦関係に良くない影響を与えて、お子様が生まれた後にセックスレスになる可能性が非常に高くなります。
過去の経験を踏まえて、タイミング法がセックスレスをもたらす理由と夫婦関係を悪化させずに上手に妊活する方法を紹介します。
「タイミング法」って何?
タイミング法とは、最も妊娠の可能性が高いと思われる排卵日を予測し、その日に性交渉をもつ方法です。(「omron」より抜粋)
言い換えると、排卵日周辺にセックスして妊娠を狙う方法です。
嫁も1人目、2人目の子供を作る時に毎日体温を測って排卵日と思われる日を推定して、僕に教えてました。
妊活をしているご夫婦は当たり前のようにしている事だと思います。
子供が欲しいあまり、タイミング法にこだわってしまう結果
妊活している女性・ご夫婦は「子供ができる事」に対して色々な思いを持っていると思います。
- 子供が欲しい
- 子供ができれば周りからのプレッシャーから逃れられる
- 今作っておかないと年齢的・経済的に厳しくなる
今、妊活は男性よりも女性がリードしてなされるものだとも聞いています。ご夫婦によって違うとは思いますが、仮に女性がリードして妊活をし、タイミング法でのセックスをしているとすれば、間違いなく排卵日周辺のセックスをすることになります。男性がどんな状況であってもです。
だって、排卵している日に精子が側にいなければ妊娠しないし、その排卵は一般的には月に1度だけだし、このタイミングを逃せばまた1ヶ月待たなければいけない。
「排卵日の今日にセックスしないと妊娠する可能性はない!」
と思うでしょう。
子供が欲しいあまりにタイミング法にこだわると、いつの間にかセックスが妊娠目的のものになってしまいます。
動物であれば、メスが強いオスを選ぶという最低限の感情で、尚且つ本能のままに交尾をするでしょう。
タイミング法でのセックスは、正直、それに近いことだと僕は思います。
タイミング法は悪い方法ではありませんが、セックスを強要されるのは辛いです、
結婚前のセックスってそんな気持ちでしていたでしょうか?
妊活を意識しない、結婚前のセックスってそんな気持ちでしていたでしょうか?
少なくとも、僕は嫁を「魅力的だから求めたい」という気持ちでセックスしていたし、勘違いでなければ、嫁も求められて嬉しい、愛されているという気持ちでセックスに応じていたのではないでしょうか?
タイミング法は妊娠という「結果」を重視するので、感情はほぼ関係ありません。
男性にとってのタイミング法
男性にとってのタイミング法、つまり、排卵日のセックスはほとんど義務的なものであり、状況によってはプレッシャーであったり苦痛なものです。
嫁が妊娠という結果を求めているのですから、それに応じるためにセックスをします。
排卵日でのセックスから数日経って、妊娠という結果が得られなかった時の嫁のがっかりした顔を見ると、その原因の半分は自分のせいだと思ってしまうし、次こそは妊娠という結果を得なければと責任感しかありません。
嫁から「妊娠してなかったよ。次こそは頑張ろう」と言われると、翌月の排卵日のセックスをある意味「義務的なもの」に仕立てます。
排卵日になったら、自分の感情がどうであろうがセックスしないといけないからです。
「妊娠のためなのであなたの感情は関係ありません、受け止めません」と嫁に言われているようなものです。
我が家のタイミング法(≒セックスレスの原因)
我が家は嫁が妊活をし始めた時、毎朝、基礎体温を測りました。
排卵日だと思われる体温の変化が現れた時、告げられます。
「今日だ!今日が排卵日だよ」
1人目が出来る前、僕はうつだったので、治療薬から漢方に切り替えてましたが、排卵日にうつが酷くてセックス出来る気分じゃなくても、「漢方飲んで頑張って」と言われ、風呂に入ったら、ムードもなく、布団に入ってセックスをし始めます。
妊娠を目的とするわけですから、エグい言葉ですが「中出し」をします。した後、嫁はそれが漏れないように、少しでも多く膣内に残るようにと、ティッシュで栓をして、さっさと寝ます。妊娠するまではその繰り返しでした。
その結果、僕は嫁とのセックスに「嫌悪感」を持ってしまい、未だに取り去る事ができません。それが下の記事になります。
2人目が出来た時には、嫁が僕の気持ちを知っていたので「ありがとう」と言ってくれましたが、長年放置された心の傷が癒える事無く、いまだに嫁とのセックスはしたくないと思っています。
旦那さんだけではなく奥様の「寂しさ」を増す原因にも
もし、タイミング法での妊活に対して旦那さんが不満を持っていたとしたら、後に奥様にも影響を与えることになるでしょう。
子供を授かって、出産してから3年は子育てに手がかかり、気持ちに余裕がなく、特にセックスが無くても支障は無いと思います。
以前よりも子育てに手が掛からなくなって、気持ちに余裕が出てきて、ふと寂しさを感じるようになった時、旦那さんがセックスに誘わないのは、タイミング法での義務的なセックスが印象的な事が原因かもしれません。
夫婦関係を悪化させずに妊活する方法
タイミング法を意識しすぎると、夫婦関係を悪化させるだけでなく、これからセックスレスになる可能性があることもお伝えしました。
じゃ、どうすれば夫婦関係を悪化させずに、一緒に妊活をする事が出来るでしょうか?
男性目線ではありますが、僕が「こういう妊活だったら良かった」というのをお伝えしたいと思います。
お互いにストレスを感じない・感じさせない事
ストレスって、妊活だけでなく体にも何らかの悪影響を与えますよね。旦那様・奥様、お二人がストレスを感じない事・感じさせない事が大事です。
特に、女性はストレスによるホルモンバランスの乱れが妊活にも悪影響を与えそうなので良くないですよね。
周りの言う事は気にせず「自分たちのペース」を意識して欲しい
女性は親戚や周りから子供のことを尋ねられると、とても気になるし、焦りますよね。
「言われたくない」「プレッシャーに感じる」「自分たちだけ」
と言うような気持ちが、妊活に対する気持ちを強める反面、妊活に対してストレスを強める結果にもなります。
ストレスが強まれば、生理周期・排卵周期にも影響を与えて、妊活にも悪い影響を与えます。
夫婦の数ほど夫婦の形があって良いものなのに、多数派の考えに縛られるのは窮屈だと思いますし、義母や親族たちの「世代の考え方」と今の若い世代の考え方は違います。
周りの声を真に受けずに、自分たちのペースで妊活をする事がベストだと思います。
タイミング法での妊活まとめ
女性がリードして行っている妊活でのタイミング法は、お子様が生まれてからの夫婦生活に「セックスレス」と言う寂しさをもたらす可能性が非常に高くなります。
特に、周りからの声を真に受けた焦りからの妊活は、旦那様の気持ちを見失い、これからの夫婦生活に悪影響を与えます。
周りの声をあまり気にせず、自分たちのペースで、心理的負担のない妊活をする方が何事も上手くいきます。
二人三脚で歩む妊活をして、これからも仲の良い夫婦であって欲しいと思います。