最近、旦那さんの帰宅が遅いと感じていませんか?
「帰宅拒否症」とは、家に帰ること自体を無意識に避けてしまう心理状態のことを指します。
放っておくと夫婦関係だけでなく、家庭全体に悪影響を及ぼしてしまうのが怖いところ。
実は僕自身も、この「帰宅拒否症」から不倫に走ってしまった経験があります。
だからこそ、同じような状況を防ぐために「旦那さんが帰りたくなる家づくり」のヒントをお伝えしたいと思います。
心当たりのある奥様は、ぜひできるところから試してみてください。
1. 部屋は“ある程度”片付けておく
男性は「家=安らげる場所」と無意識に感じています。
散らかった部屋に帰ると「片付けてほしい」と口に出せず、ストレスが溜まってしまうのです。
とはいえ、完璧に片付ける必要はありません。
洋服や食器、書類やゴミなど“大人が意識すれば整えられる範囲”だけでもきちんと片付けておけば十分。
子どものおもちゃが散らかっているときも「さっきまで遊んでたんだ、ごめんね」と一言添えるだけで、旦那さんのイライラはやわらぎます。
2. 「察して」ではなく、素直に言葉で伝える
「疲れてるのに手伝ってくれない…」
「気づいてくれない…」
そんなモヤモヤ、つい抱えてしまいませんか?
でも多くの男性は“空気を読む”のが苦手です。
だからこそ「手が空いたら洗濯物お願いしてもいい?」と、具体的に伝えてあげることが大切。
言葉で伝えるだけで、旦那さんは「自分が役に立てた」と感じ、奥様もイライラをためずにすみます。
3. 上から目線の言葉を避ける
「こんなのもできないの?」という言葉は、男性のプライドを強く傷つけます。
家事や育児に慣れているのは奥様かもしれません。
でも、人としての優劣をつける必要はありませんよね。
友達に話すように「ありがとう」「助かったよ」と伝えるだけで、夫婦の空気はずっと柔らかくなります。
4. 頼るなら「ありがとう」を添える
奥様が不安定になったときに旦那さんを頼るのは悪いことではありません。
むしろ男性は「頼りにされる」ことで存在意義を感じます。
ただし感謝の言葉がないと、それは“重荷”になってしまうのです。
「ありがとう、助かった」と一言添えるだけで、頼られることが“嬉しい出来事”に変わります。
5. 愚痴は雑談風に伝える
帰宅した旦那さんにいきなり愚痴を浴びせると、心が閉じてしまいます。
言いたいときは「今日さ、こんなことがあったんだけど、あなたならどうする?」と軽い雑談形式に変えてみましょう。
共感をベースにした会話になり、旦那さんも受け止めやすくなります。
6. 旦那さんの話に耳を傾ける
普段あまり話さない旦那さんが、自分のことを話し始めたときはチャンス。
手を止めて目を見てうなずくだけで「受け入れてもらえている」と感じ、心を開きやすくなります。
7. お金の使い方は“バランス”を意識
「自分や子供のものばかりに使って、旦那さんの楽しみは後回し」
これが続くと、小さな不満が積み重なっていきます。
もちろん買い物はストレス発散にもなります。
だからこそ「衝動買いを少しだけ控える」「旦那さんの趣味には気持ちよくお金を出す」など、バランスを意識してみてください。
8. 小さな気配りで「喜ぶお金の使い方」
・飲み会前に「楽しんできて」と少し多めにお小遣いを渡す
・ボーナスのとき「少しだけど自由に使ってね」と手渡す
・傷んだ仕事着をそっと新しくしておく
こうした小さな気遣いは、男性にとって「自分を気にかけてもらえている」という大きな励みになります。
9. 姑・舅とは“程よい距離感”で
旦那さんにとって、自分の親と奥様が不仲なのは大きなストレスです。
無理に仲良くする必要はありません。
大事なのは「スープの冷める距離感」。程よい距離を保ちながら、気持ちよく接するだけで充分です。
10. 子育て方針には旦那さんの意見も
育ってきた環境が違えば、子育ての考え方も違って当然です。
「私の考えが正しい」と思い込まず、旦那さんの意見にも耳を傾けてみましょう。
子供にとっても、多様な価値観に触れることは大きな学びになります。
11. 不機嫌の理由は簡単に伝える
奥様が黙って不機嫌になると、旦那さんはどうしたらいいのか分からず戸惑います。
「今日は生理でちょっとしんどい」など、軽く理由を伝えるだけで、男性は理解しやすくなります。
まとめ:小さな積み重ねが「帰りたい家」をつくる
帰宅拒否症は、日常の小さなすれ違いの積み重ねから始まります。
奥様も忙しくて余裕がない時期はあるでしょう。
でも、無理のない範囲で工夫を積み重ねるだけで、旦那さんの態度や気持ちに変化が見えてくるはずです。
旦那さんにとって「帰りたい」と思える家を、一緒に少しずつつくっていきましょう。