僕と嫁がセックスレスになった理由とそれがもたらした「後遺症」

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僕と妻は、結婚してから10回もセックスをしていないと思います。
このセックスレスが、僕がダブル不倫へと向かった理由の一つになりました。

なぜ僕たち夫婦はそうなってしまったのか──
僕自身の体験をもとに、正直な気持ちで綴っていきます。

この記事で分かること

セックスレスになった主な理由

▷ 誘いづらい雰囲気

交際当初から、妻にはセックスを誘いづらい空気がありました。
僕が誘っても、「いやだ」と強い口調で断られることが多く、徐々に声をかけるのが怖くなっていきました。

結婚してからは生活に余裕がなく、日常のピリピリした雰囲気も相まって、ますます誘えなくなっていきました。

▷ 妻は草食系だった

もともと性に対して積極的なタイプではありませんでしたが、結婚後はさらに淡白になった印象があります。
ただ、それも僕との生活が大変だったせいかもしれません。

共働きで時間に追われ、僕はうつ状態。
日々のストレスが、妻の気持ちや欲求を奪っていったのかもしれません。

▷ セックスへの価値観の違い

一番大きな要因は、セックスに対する価値観の違いでした。

僕にとってセックスは「愛情表現」であり、「つながり」でした。
でも妻にとっては、「子どもをつくるための行為」。

そのズレが、決定的な溝となっていったんです。


② 子作り=義務的なセックスになった日々

うつ状態だった僕に、妻が「子どもが欲しい」と言ってきたのは、結婚してしばらく経った頃。

もちろん僕も、いつかは子どもが欲しいと思っていたので、「うん」と答えました。
するとすぐに、「じゃあ、抗うつ剤やめてもらって」と。

漢方に切り替えたものの、心はまだついていけていませんでした。

それでも妻は、排卵日を把握し、「今日がチャンス」と僕に声をかけてきました。
気持ちが沈んでいる日でも関係なく。

僕も応えようとしました。
せめて妻に気持ちよくなってもらおうと丁寧に触れようとすると、

「簡単でいいよ、長くやらなくていい」

その一言で、何かが折れました。

「こんなもんでいいんだ」と思ったと同時に、セックスに対する喜びも、つながりも感じられなくなったんです。


③ セックスが“苦痛”になった理由

セックスのたびに、心が削られていきました。

求められても愛情を感じない。
気持ちを込めても、あっさり流される。
終われば、何事もなかったように背を向けて寝る妻。

それでも続いた「子作りセックス」は、僕の中で「義務」以外の何ものでもなくなっていきました。

結果、「妻とのセックス=苦痛」と、心と体が覚えてしまったのです。


④ セックスレスがもたらした“後遺症”

この経験が、僕にある種の「後遺症」を残しました。

今でも、セックスや妊活の話題になると、緊張してお腹が痛くなります。

結婚当初、僕はうつ状態で、仕事でも強いストレスを抱えていました。
何事にも「やらなきゃ」「嫌だって言ったら怒られる」という思考に囚われていて、それはセックスに対しても同じ。

「今がチャンスだから」
「この日にしなきゃ意味がない」

そんな言葉が、当時の僕にはナイフのように突き刺さりました。

妻にとっては「昔の話」で終わるかもしれません。
でも僕にとっては、簡単に水に流せる話ではないんです。


セックスレスを解消するには

今、振り返って思うのは──
セックスレスの本質は「夫婦関係のすれ違い」だということです。

僕たち夫婦は、結婚当初から余裕がありませんでした。
僕の精神状態、妻のストレス、そしてお互いの気遣いの足りなさ。

本音を言えないまま、遠慮が積み重なり、気づけばセックスどころか会話さえ減っていました。

「好き」という気持ちがあって、
「信頼」や「安心感」があって、
初めてセックスは自然に生まれるもの。

だからこそ、セックスレスを解消するためには、まず「心の距離」を埋めることが大切なんだと思います。


おわりに

この話は、過去の僕にとってはつらく、今も完全には癒えていません。
でも、同じように悩んでいる人がいるなら、この経験が少しでも役に立てばと思って書きました。

「セックスレスは恥ずかしいことじゃない」
「ただの性の問題じゃなく、心の問題」

そう気づいたとき、ようやく僕は自分を責めるのをやめることができた気がします。

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この記事で分かること