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細やかながら彼女の誕生日祝い

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先日、彼女の誕生日祝いをしてきました。

こうして、彼女の誕生日祝いを二人でするのは5回目です。

早いもので彼女との付き合いも5年になりました。

聞いてみれば、旦那さんにはおめでとうも言われないし、プレゼントも貰えてない

まぁ、ほぼ毎年の話ではあるんだけど。

5年前もそんな状態だったので、それじゃ寂しいだろっていうことで毎年細やかではあるけど、彼女の誕生日を二人で祝っています。

今年はお互いに色々あって、テーブルの上を豪勢には出来なかったけど、いつも通りビール、コンビニで買ったおつまみ、彼女の手料理は揃った

そして、彼女へのプレゼントも。

僕は一介のサラリーマンなのでお小遣いも限られており高額なものは買えませんが、彼女が好きなものが書かれているTシャツを今年はプレゼントしました。

ホテルに着いたらお風呂にお湯を貯めて、貯まる間に話をし、貯まったら一緒に入る

あがったらビールを頼み、来たら酒盛りをする。

これ、いつもの流れ

酒盛りしながらお互いの家庭の話をしたり、趣味の話をしたり。

Tシャツは彼女に気に入ってもらったようで良かった。

その後、部屋にカラオケがあったので二人で好きな歌を歌い楽しむ。

お互い、家にいたらできないことを二人で会った時間に楽しむ。

この時間は二人にとって月に1度のガス抜きの日

一年前に自分の職場の異動があり、それまでの会うペースが月に2回から1回に減ってしまった

加えてお互いの家庭の事情で会わない月もあったりと、彼女が寂しさを募らせる要因があった

そして、僕の都合で彼女とLINEをする時間も減らしていた

余計に寂しくなっていたようだ

加えて、習慣というものは恐ろしいもので、2人が会う時間にセックスは付き物のような感覚が彼女の中で芽生えていた

だから、会う日は1日分の時間をとらないといけないし、セックスが無いといけない

と彼女は思っていた

彼女のところまでは車で1時間。行けない距離ではない

ちょっと飯食う位の時間があっても構わない

だから、会う時間は1日とらなくても良い

だけど、彼女は俺に気を遣ってくれて言わなかった。

気を遣ってくれるのは嬉しい。でも、日頃から旦那さんのことで我慢してるのに、俺の事まで我満をしなければならないのはダメ。

それじゃ、旦那さんと俺は変わらない

だから、叱った

「どうして言わないの?」

と。

彼女は涙ぐんで、俺の出勤が長いこと、休みでも家事があること、休めてないことを考えて言えなかった、と答えた

優しくて嬉しくなったけど、どうして寂しいことを寂しいって言ってくれなかったのか、腹が立ってきた

「私なんか」

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