彼女と二回会って、ドンドン仲が深まっていった頃、彼女がこんなことを言い出してくれました
「わっさんの住んでいる街に行ってみたい」
僕の住んでいる街から彼女の住んでいる街までの移動時間は高速を使って二時間半、使わなければ三時間もかかる距離。
往復6時間という、長時間の運転になります。
しかも、会える時間は僕のお昼の休憩一時間。
僕は始め、反対をしました。
女性1人にそんな時間運転させるわけにはいかない。
危ないし、遠すぎる
でも、彼女にはどうしても僕の働いている場所やいつも僕が仕事あがりに少し休んでいく場所を見てみたいという、強い思いがありました。
反面、そういう気持ちを持ってくれたことは凄く嬉しかった。
なので、ルートを教えて、協力することにしました。
彼女はラーメン好きということなので、地元で定評のあるラーメン屋さんでランチをとることにしました。
彼女が僕の街にくる当日は、仕事中でもLINEや電話に対応できるようにしておいて、彼女が迷ったときに連絡できるようにしておきました。
彼女は予定よりも30分遅れましたが、無事にこっちに着くことが出来ました。あの時は本当にホットしました(笑)
僕がお昼の休憩に入る時間まで、周りを探索して待っていてくれました。
お昼になったら、ラーメン屋へ行ってラーメンを食べた後、人目に付かないところで二人の時間を過ごし、彼女と別れました。
彼女は帰り道に、僕の休息場所を見て帰路につきました。
そして、4時間後、無事についたというLINEが入ってきたときは胸を撫で下ろしました。
普通なら遠すぎるから行かないというパターンなのに、彼女はこっちまで来てくれた。
彼女に思ってもらっているという気持ちが、本当に嬉しかった。